アロマセラピー(アロマテラピー)は植物から抽出した精油(エッセンシャルオイル)の成分を利用し、トリートメント、吸入、湿布、沐浴といった方法で用いる自然療法です。
「アロマテラピー」という言葉は、1930年頃、フランスの化学者ルネ・モーリス・ガットフォセにより造語された言葉で、aromatherapy=「芳香療法」と訳されます。精油を用いてホリスティックな観点から行う自然療法で、次のような目的があります。
①リラクセーションやリフレッシュに役立てる。
②美と健康を増進する。
③身体や精神の恒常性の維持と促進を図る。
④身体や精神の不調を改善し正常な健康を取り戻す。
★安全な利用法
精油使用時の注意事項
精油とは、エッセンシャルオイルと呼ばれるもので、植物の花、葉、果皮、樹皮、根、種子、樹脂などから抽出した天然100%の素材です。有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質で、各植物により特有の香りと特徴を持ちます。その特性を十分理解して取り扱うことが大切です。もちろん正しく使用すれば、決して危険なものではありません。
① 原液を直接、皮膚や粘膜につけない。万が一、ついてしまったら大量の水で洗い流す・・精油は高濃度で薬理作用が高く、身体への刺激も強いものです。
② 飲用しない・・基本的にアロマセラピー用の精油は雑貨扱いで輸入されているものなので、食品用として使用すれば食品衛生法違反となります。
③ 目に入らないようにする・・目や唇、肛門などの粘膜部には、たとえ希釈したものであっても決して使用しないでください。
④ 幼児やペット手の届かない所に保管します。
⑤ 揮発性・引火性があるので、ふたをしっかり閉めて冷暗所に保管し火気のそばには置かない。
⑥ 保存には遮光のガラス容器を使用する・・プラスチックの容器は精油成分によって溶ける可能性があります。
⑦ 妊娠中、授乳中、持病のある人(高血圧、低血圧、腎疾患、緑内障、てんかんなど)は、使用できない精油があるので、専門家に相談するようにしましょう。
⓼ 植物油やジェルなどに希釈し肌に塗って使用する際には、1%の濃度で使用し、アレルギーの心配がある際には、パッチテストを行ってから使用するようにしましょう。
★精油が心身に作用する経路
香り成分は、以下の三つの経路をたどって体内に吸収され作用します。
1)鼻腔の嗅細胞でキャッチされ、電気信号で大脳辺縁系に伝達
2)吸入することで、気管や肺などの呼吸器系から体内に浸透
3)皮膚に塗布し、経皮吸収によって体内に浸透
